医師の転職によって年収が上がる場合、下がる場合【あげるためには?】
医師の転職
2022.08.24
今回のテーマは、医師の平均年収です。転職することで上がる場合、下がる場合、医師の市場価値、年収アップの方法についてご紹介します。
医師の業界での年収について興味がある方はぜひご覧ください。
医師の平均年収とは
医師の平均年収は、厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」の職種(小分類)別所定内給与額及び所定内給与額の標本誤差率(役職者を含む)の医師では、男女計約1130万円、男計約1201万、女計約880万です。
年齢、勤務年数、性別、学歴で金額が異なるのであくまで目安ですが、この表の中で確認できる限りでは高収入な業種といえるでしょう。
男性より女性の方が平均年収が少ない傾向はありますが、20代、30代、40代と年代を重ねるほど平均年収はあがっていきます。
医師が転職して年収が上がる場合、下がる場合とは
医師が転職をする場合、年収が上がる場合と下がる場合があります。そのポイントとなる下記の4つについて、詳しくみていきましょう。
勤務先
民間の病院、大学の病院、美容などの自由診療を対象とした病院など、勤務先を変えることで年収が変化します。
その勤務先がどのような患者さんにどういう診療を行っているか、どういう目的で運営されているのかなどが、医師の年収に影響を及ぼすことがあります。
しかし、年収が低い病院であったとしても勉強の場としての魅力があるのなら、将来的に年収が上がるスキル習得に役立つ可能性があることも加味しておくとよいでしょう。
大学病院で数年勤務して、民間の病院に転職したり、今いる地域よりも給与水準の高い地域に転職したりと、勤務先を変更し、年収をあげるという選択肢も視野に入れているとチャンスをつかみやすいといえます。
経験年数・年齢
医師の年収は勤務年数やその年齢によって上がりやすくなります。つまり20代よりは30代の方が医師としての経験が積み重なっているため、年収があがりやすい傾向があるのです。
病院でどういうポジションでどういうスキルをつけてきたのかは年齢では測れませんが、「令和3年賃金構造基本統計調査」でみても産業別でみても、医療の分野では年齢が上がるごとに年収が上がる傾向があるようです。
30代、40代の経験を積んだタイミングで転職すれば、年収があがりやすくなるでしょう。
勤務体系
非常勤や時短勤務で働く場合、その勤務時間を減らすことによって年収が下がります。一時的に仕事をセーブするために転職すると、年収が下がる可能性があります。
副業
今の状況では転職ができない方は常勤勤務先に加えて、副業をして年収を上げることも可能です。
週に何回か特定の病院に通う定期非常勤のほか、スポットで行うのであれば当直業務を行う当直医アルバイトや企業や学校の検診を行う検診のアルバイトもあります。
常勤での勤め先以外でも働くことになるので、体力のある時期などにぴったりな年収の上げ方といえるでしょう。
医師は転職時の市場価値はどこで測られる?
医師の市場価値は、その人にスキルや経験があるかで判断されます。年齢に応じて平均年収があがる傾向があるのも、歳を重ねるとともにスキルと経験が増えると判断される部分が大きいでしょう。
年齢という抽象的な尺度とは別にスキルがあることを証明するには、経験した症例、希少なスキル、習得に時間のかかるスキルを身につけておく必要があります。
また、求人倍率が高い診療科目は市場価値があがりやすいはずです。自分が進む診療分野がその市場でどういう立ち位置にあるかを理解しておけば、その後の年収の見積もりを立てることができるでしょう。
さらに、医師が不足している地域では市場価値が高くなるため、仕事をする地域などを選ぶことにより、今いる地域よりも年収があがる可能性があります。
もし今後自分の年収をあげたいのであれば、求められる技術を求められる場所で提供できる人材となるように、自らの市場価値をあげていく必要があるでしょう。
医師は年収をあげるために何をすべき?
具体的に年収をあげるためにどのような取り組みを行うべきでしょうか。まず、今の自分の市場価値のまま年収をあげるのに有効なのは、転職をすることです。
大学病院から民間の病院に転職をしたり、医師が不足している地域に転職をしたりすることで、今のスキルや経験で年収をあげることができる可能性があります。
現在転職できる状況にない場合は、副業などで仕事量を増やすことにより年収をあげることも可能です。
今すぐではなく、数年先に年収をあげることを想定しているのであれば、市場価値の高い診療科目のスキルをあげることを意識して、今からスキルと経験を身につけましょう。
ある程度のスキルを身につけ、今いる病院でマネジメントなどを経験すると、転職市場ではより市場価値が高くなり、年収アップにつながります。
短期的な年収アップと長期的な年収アップの施策を自分の頭の中で組み立てておくことが重要です。
まとめ
医師の年収が上がる場合、下がる場合についてご紹介しました。このようにスキル、診療分野、地域によって年収に違いが生まれます。
医学部の定員が増え、人口が減少して人口当たりの医師数が増えすぎた場合は、医師の年収が業界全体で下がる事も想定されます。
しかし、医師が不足し続ける限り、転職によって今回紹介した方法で年収をあげることも可能です。
またライフスタイルなどを考えて非常勤、時短勤務に転職して年収を下げることもひとつの選択肢として用意しておくと、より豊かな選択肢が生まれるでしょう。
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