「これって失敗?」キャリアにも大きな影響がある医師の転職失敗について
医師の転職
2023.05.26
転職における失敗とはどんなものでしょう?
せっかく転職先が決まって働き始めたのに、「あれ?」と感じるケースも少なくありません。
入職後の違和感から「失敗したかも?」と考えるかもしれませんが、こうしたマッチングミスを事前に防ぐにはどうしたらいいか、よくある失敗事例とともにまとめました。
誰にでも当てはまる?転職における失敗事例
人間関係に不満…、これって失敗?
退職理由の上位に入る「人間関係」。
医師の仕事では、上司や同僚・看護師・事務スタッフや薬剤師など共に働く人々のほかに、患者や医療機器や医薬品メーカーの営業担当など外部とのコミュニケーションも必要です。
また所属する医療機関によっては、医局内の上下関係がはっきりしていたり、派閥があったり、診療科ごとに雰囲気が違うなど千差万別です。
転職前の職場で、雰囲気が悪く常に緊張感がある環境に居たり、上下関係が厳しく居心地の悪い職場だと感じていた場合、次の職場の様子は特に気になりますね。
長く働くことを考えた際、職場の雰囲気は非常に重要ですし、どんな仕事でも人と関わる以上避けられない問題です。
大前提として、どの職場においても「合う人・合わない人」はいます。
それは一緒に働く院内のスタッフかもしれませんし、患者さんかもしれません。
人と人が接する以上、すべての人と良好な関係を築くのは難しいのです。
転職の際、一般的に人事担当者や直属の上長となる人が面接をするかと思います。
面接内で職場の雰囲気を聞いてみるのも良いですが、実際に働いている人々の表情や忙しい時の空気などは現場を見てみないと分からないところです。
面接と合わせて職場見学を申し出て、そこで働く人、患者や業者などをしっかりと自分で見てみましょう。
そして実際に働き始めたときは、「挨拶」「感謝」「謝罪」をきちんとするだけで、コミュニケーションの第一歩となります。
会話や雑談が苦手な場合は無理にする必要はありません。
最低限のマナーと報連相を心がけて、適度に距離を保った良好な関係性を意識しましょう。
仕事内容が想像と違った!
医師の転職では、これまでと同じ診療科に転職する場合と、関連する診療科へ転職する場合、未経験の分野に転職する場合があります。
同じ診療科で転職する際でも、医療機関の規模や患者層などから、これまで自身が経験してきたこと以上を求められることも…。
もちろん面接の場で、業務内容の説明や求められるスキルを確認し合いますが、実際に働き始めてからギャップを感じることもあるでしょう。
そうならないために、自身が経験してきたスキルをしっかりと伝えることと、具体的な1日の仕事の流れや診察・手術・処置の方法などは細かく確認しましょう。
面接の場は緊張によって確認忘れや覚えきれないということもあります。
面接の後でも気になる点があれば確認をして少しでも不安を減らしましょう。
また、良い印象を残そうとしてつい経験がないのに「できます」など、うそをつくのは絶対にNGです。
勉強中で実経験が乏しいのであれば、それもきちんと伝えて、先方とのすり合わせを行いましょう。
こんなに忙しいのに給料が低い!
転職活動が長期化すると、条件を少し緩めてしまうことや内定が出たからと条件の詳細を確認せずに転職をしてしまって、結果的に失敗へ繋がるケースもあります。
例えば、給料の面では「当直の回数」「手術回数」「残業代」といった手当を曖昧なまま契約し、年俸に入っている前提で回数が無制限だったりして、忙しいのに給料が想像よりも低いということも起こりうるのです。
反対に、高収入を求めて働き始めたら、激務だったということもあります。
求人を出しているということは人手が必要だからですが、単純に増員する以外に退職者による補充が目的のこともあるでしょう。
その為、これまで同じポジションについていた人がどんな働き方をしていたのか聞いてみるのも具体的な想像ができると思います。
給料に関しては、スキルや査定方法によって異なります。
同じスキル・同じ年代の人がどうステップアップしていくのかもしっかりと確認しましょう。
どうして失敗が起こってしまうのか
転職後に、「想像と違った」と感じることがあります。
その後、そのギャップをうまく埋めて、納得の行く働き方になれば失敗とは思わないでしょう。
「失敗した」と感じてしまう原因はいくつかあります。
そのひとつは「情報収集不足」です。
内科の外来診療ひとつにしても、1日40名のところもあれば繁忙シーズンには70名以上という環境もあります。
対応する業務の範囲や医師が何名体制でどうやって対処していくのかなど、閑散期と繁忙期での動きの違いなどはこまかに確認をする必要があります。
職場の雰囲気や待遇など、今は口コミや退職者の声をまとめているサイトもありますし、転職エージェントを利用するときは自分が納得できるまできちんと情報を集めることをおすすめします。
次に「自己分析不足」も原因のひとつです。
希望条件をまとめ、優先順位を付ける方法はよく聞くと思います。
この時に、自己分析をきちんとしないと入職後のギャップを感じやすいものです。
自己分析は、自分の能力を洗い出すほかに、今後のキャリアプランも考えることが大切です。
5年後、10年後にどんな仕事をしていたいか、どんな働き方をしているか、それはこの転職先で道筋が見えるかなど、転職先で働く将来の姿を思い描きましょう。
条件だけを見ていると「こんな激務だとは思わなかった」「想像より給料が上がらない」など、待遇への不満を感じやすくなりがちです。
自分のスキルアップや新しいことを吸収できるなど自己研鑽の点からも職場を選べるよう、自己分析をしっかりと行いましょう。
「これって失敗?」そう思わない転職のために
転職によって人生の大きな転機を迎えることになります。
「転職しないほうが良かった」と後悔が残らないよう、きちんと事前準備や情報収集をすることで少しでも転職後のネガティブを減らすことができるでしょう。
失敗と感じる原因のなかに自己分析不足や情報収集不足を挙げましたが、個人が転職活動をするうえで、どうしても探せる情報には限りがありますし、自分を俯瞰してみることも難しいと思います。
そんなときは、医療業界に強い転職サイトのなかでも、自己分析からサポートしてくれるエージェントがいるところを活用するのも良いでしょう。
これまでの経験、転職に求めること、重要視することなどを相談しつつ、自分の魅力を最大限に引き出すサポートをしてくれます。
自分でも情報収集や分析をするとともに、業界に強い転職サイトを活用し、「転職をしてよかった!」と成功を実感できるのがいいですね。
この記事の関連記事
医療業界の転職トレンド: 最新のチャンスを見逃すな
医療業界における転職トレンドは絶えず変化しており、新たなチャ…
医療業界における転職トレンドは絶えず変化しており、新たなチャ…
医療現場での転職: キャリアパスの多様性を追求する
医療現場において転職を検討する際には、キャリアパスの多様性を…
医療現場において転職を検討する際には、キャリアパスの多様性を…
医師のキャリア戦略: 成長と挑戦を求めて
医師としてのキャリアを築く上で、成長と挑戦は欠かせない要素で…
医師としてのキャリアを築く上で、成長と挑戦は欠かせない要素で…
【医師の転職】常勤医と非常勤医の違いとは?
医師の転職を考える際、常勤医と非常勤医の違いを把握することは…
医師の転職を考える際、常勤医と非常勤医の違いを把握することは…
急速に普及したオンライン診療の今後はどうなる?
新型コロナウイルス感染症が「五類感染症」へと分類が変わり、ア…
新型コロナウイルス感染症が「五類感染症」へと分類が変わり、ア…
医師向け転職サイト、どこを見て比較する?活用のポイントは?
医師向けの転職サイトは数多くありますが、実際に選ぶとなると、…
医師向けの転職サイトは数多くありますが、実際に選ぶとなると、…
【医師の転職】医師の履歴書で職歴を書くときに注意すべきこととは
転職活動において、求職者の「顔」とも言える履歴書。 選考は…
転職活動において、求職者の「顔」とも言える履歴書。 選考は…
「これって失敗?」キャリアにも大きな影響がある医師の転職失敗について
転職における失敗とはどんなものでしょう? せっかく転職先が…
転職における失敗とはどんなものでしょう? せっかく転職先が…