収入アップやスキル向上に活用!医師の定期非常勤について
医師の転職
2023.04.24
働き方の多様化や相次ぐ値上げによる家計への負担増などを受け、収入を増やすことや自身のスキルを向上させ将来に備えるという傾向があります。
特に医師の世界は、常勤(メインとなる仕事)のほかに掛け持ちをしている働き方が主流となりつつあり、それによってさまざまなメリットがあるのです。
今回は「定期非常勤」の働き方にスポットを当ててみました。
「定期非常勤」という働き方
定期非常勤は、固定勤務とも呼ばれ、「特定の曜日や日時に、定期的に勤務する」働き方です。
あらかじめ曜日と時間が固定されている求人が多いので、スケジュールの管理がしやすく、本業(メインの常勤仕事)との両立もしやすいのが特徴です。
「第3水曜日のみ」や「毎週火曜日」などクリニックによって条件は様々ですが、「月に4回であれば、希望日時で対応可能」というケースもあります。
いわゆるアルバイトと同じ扱いなので、副業として定期非常勤を選ぶ人が多いようです。定期非常勤だけをいくつも掛け持ちするフリーランスの医師もいます。
収入の面でいえば、勤務予定があらかじめ予測できるので、その分収入の予測も立てやすくなります。
非常勤の働き方には、スポットなどと呼ばれる1日だけなどの単発仕事もありますが、それに比べると定期的に安定した収入が見込めることでしょう。
定期非常勤求人の多くは、その医療機関の常勤医師の休暇をサポートするためのものや、忙しい日時や曜日を指定して医師の数を増やすためなどがあります。
給料の相場は常勤医師と同等かそれ以上の傾向があるのが特徴です。専門医を取得している・特定の処置や手術ができるなどスキルによって手当があるので、頑張り次第で大きな収入源となります。
働きやすさについては、事前に面接をするケースが多いので、勤務時間や残業の有無、業務内容などを交渉できる余地があります。
求人自体も、「業務内容はこれだけです」とシンプルな掲載をしていることが多いので、やることが明確であることも特徴です。
常勤の場合は、病院の経営や人事など内部のことまで関わりますし、部下の指導や研修医の受け入れなど多くの仕事をこなす必要がありますが、非常勤の場合は求められる業務のみに特化していることがほとんどです。
例えば、外来対応ならそれに関わる業務(患者さんごとに電子カルテを入力するなど)以外の雑務が少ないので、症例をなるべくたくさんこなして経験を積みたいといった希望に叶う事でしょう。
定期非常勤の仕事を探すには?
実際に仕事を探すときに活用する医師の求人サイトでは、常勤・非常勤(定期、スポット)など勤務形態に分けて検索が可能です。
サイトによって求人の掲載数が多いもの、専属のエージェントが求人の紹介や条件交渉をしてくれるもの、「駅近」「駐車場あり」「夜勤なし」「救急対応なし」など希望条件を細かく指定できるものがあります。
自分で探すときはサイトの使いやすさで選んでも良いので、複数のサイトを活用してみましょう。
大学病院で働いている場合、医局から紹介を受けるケースもあります。
当直や救急など人手が必要な場所に医局内部で調整して人員を配置するので、求人サイトを通して応募などの手間がありません。
また一緒に働く医師や看護師などが顔見知りということで働きやすいこともあるでしょう。
医局の紹介以外にも、自分の人脈を使って、知り合いの医師仲間から仕事の紹介や依頼が来ることもあるでしょう。
定期非常勤の仕事で得られること
収入が増える
常勤×定期非常勤で働いている人の目的で多いのは、「収入を増やしたい」というものです。
実際に、常勤以外の定期的な収入が見込めます。
診療科目や業務内容にもよりますが、時給で換算すると常勤よりも高くなるケースがあります。
スキルアップができる
定期非常勤の場合、外来対応によって多くの症例に対応できるものや、カウンセリング・手術や施術のみという特定の仕事内容だけを行う求人が多いです。
雑務が少ない分、臨床経験を多く積むことでスキルアップが可能となります。
新しい分野に挑戦できる
未経験でも定期非常勤の求人に応募可能というものがあります。
例えば美容外科なら、その医療機関独自の研修制度を設けていて、研修後はスムーズに働けるものや、「訪問診療を対応したことがない」という医師でも、診療場所が患者宅や介護施設になっただけで、診察方法は普段と変わらず対応できるといったものです。
開業や医療継承に繋がることも
開業医の元で定期非常勤の仕事をすることで、開業を考えている医師にとっては大きな経験となるでしょう。
臨床経験だけではなく、個人クリニックの雰囲気や制度など内部を知ることができるので、自身の開業に向けて知見を広げることが可能です。
また実家が病院の場合、跡を継ぐことを見据えて経験と人脈を増やすという人もいます。
いずれもひとつの環境で働くことでは得られない複数の経験を重ねられるので定期非常勤で働くことによるメリットと言えるでしょう。
定期的な仕事が得られる「定期非常勤」という働き方は、スケジュール管理もしやすく、選択肢の幅も広いのが特徴です。
多くのメリットがあるので、働き方のひとつとしてぜひ活用してみてください。
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